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研修制度

子どもと本の世界で働きたいと希望する若い人は、けっして少なくないのですが、そのための勉強をする場は、ほとんどありません。司書資格取得のための課程は専門職養成には充分とは言えず、その中でも児童サービスに割り振られているのは微々たる時間で、とても現場ですぐ役立つものではありません。私たちのような、財源のない小さな組織ができることには限りがありますが、意志と力をもった若者を育てるために、私たちの仕事を次の世代につなげていく試みとして2002年にはじめたのが、この研修生制度です。研修内容については、まだ試行錯誤の段階ですが、将来は、児童図書館員の基本的研修プログラムの策定につなげたいという希望をもっています。

研修生の募集は、毎年機関誌「こどもとしょかん」秋号(10月発行)およびホームページ新着情報で行い、12月半ばに申込みを締切り、選考結果は2月上旬頃、通知しています。これまでの研修生の研修記録は、機関誌「こどもとしょかん」で発表しています。 →機関誌「こどもとしょかん」
→2017年研修生について

研修内容、研修生生活について、ご参考になると思いますので、応募希望者は、ぜひご一読ください。

研修生制度要項

*人数 1乃至2名
*年齢 原則として25歳まで。ただし事情により、若干の幅を認めます。
*研修期間 原則として4月からの1年間
*研修時間 研修時間は、原則として、週35時間、火曜日から土曜日までの週5日、午前10時から午後5時までです。そのうち、平均して20時間を実習、その他の業務に、10時間を演習、学習に、残り5時間を講義、見学等に充てます。
*研修内容

研修内容は、次の通りです。

  1. 当館の児童室、かつら文庫、および資料室で実際に働くことにより、子どもに対する図書館奉仕と、それに関連したおとなへの奉仕を具体的に学ぶ。
  2. 館の作成したカリキュラムに従って、講義、文献講読、および演習によって、子どもの読書、子どもに対する図書館奉仕の理念、歴史と現状、国際的活動等について学ぶ。
  3. 新刊書を検討する会、基本的図書を読む会等への参加により、選書、書評・解題の書き方の基礎を学ぶ。
  4. 在籍期間中に、館が行うすべての講習会、講演会、その他の研修活動に参加する。
  5. 必要に応じて、館外の施設や機関を見学する。
  6. 図書館大会をはじめ、関連の学習会、講演会等に参加する。
  7. その他、館が研修上有益と認める諸活動に参加する。 

実習生受入れ

主として大学からの依頼によって、児童図書館員を目指して、大学または大学院で学んでいる学生を、実習生として受け入れています。児童室での実習を中心に、実習期間内にある選書会議や、お話会、講習会にも参加することができます。時期、内容については相談に応じています。

石井桃子奨学研修助成

石井桃子奨学研修助成は、故石井桃子氏を記念する「石井桃子基金」を活用する人材育成事業です。当基金は、東京子ども図書館設立20周年に際し、石井氏より寄せられた寄付金をもとに発足し、その後石井氏が百歳を迎えられたときの祝い金など一般から寄せられた寄付も加えて、現在に至っています。広く館の活動を支え、発展させる目的に用いられることになっていますが、石井氏が、生前、子どもの本の世界で働く人たちが、つねに研究心をもち、勉強を怠らないよう勧め、励ましておられたことから、おもに人材育成に活かすことをめざして、1995年に「石井桃子奨学研修助成」事業がスタートしました。 

■事業の概要

・助成は、対象によって、次のふたつに分けられます。

(1)奨学助成:将来、児童図書館員、児童書編集者、教師、保育者など、子どもと本にかかわる職業に就くことを希望する大学生、大学院生が対象
(2)研修助成:すでに子どもと本にかかわる職業や活動に従事しており、自らの資質を高めることを希望する人が対象

・これらの方々が計画する勉学や研修に必要な費用の全額、または一部を助成します。助成の内容では、以下のようなものがあげられます。

  1. 講習会、研修会への参加(当館主催のものも含む)
  2. 大学、大学院での勉学(聴講も含む)
  3. 語学研修
  4. 国内外の専門会議への参加
  5. 自主研究
  6. その他

*助成金額

その年度の予算の範囲内で、助成者の人数と金額を決定します。これまでの助成金額は、1件当たり平均25万円です。

*応募方法

応募を希望する方は、まず、電話で石井桃子助成金係までご連絡ください。随時、申込みを受付けています。なお、当館主催の講習会、研修会の場合は、講習会、研修会の申込み時にお問合せください。※2016年度は締切ました。

■助成を受けた方々

これまでに石井桃子奨学研修助成を受けた方々は、全部で29名(当館の講習会参加者への助成は除く)です。その中から、何人かの例をご紹介いたします。

・中国、韓国から日本の大学・大学院に留学(児童文学を学ぶため)
・日本からトルコに留学(昔話研究のため)
・日本からアメリカ合衆国での学会に出席(子どもの読書関連)
・日本からスウェーデンへの語学研修(児童文学を学ぶため)
・タガログ語の学習(フィリピンで文庫を開くため)
・インドネシア語・テトゥン語の学習(東ティモールで文庫を開くため)
・通信教育で司書資格を取得(図書館のない離島での文庫運営のため)

*「こどもとしょかん」87号に受領したアジアの方々3人の座談会が掲載されています。 ご興味のある方は、どうぞご覧ください。

■事業を継続させるために

奨学助成には海外からの留学生が目立ち、また研修助成にも国際的な広がりが見えます。 ささやかな助成ですが、今後も志のある方たちのお役にたちたいと願っています。しかし、近年の金利の低下により基金の利子だけで事業を継続することは難しく、みなさまのご支援を仰ぎたいと存じます。子どもと本にかかわる世界でよい仕事をしたいと願う人たちのために、この事業を継続していけるよう、ぜひお力をお貸しください。

  振込先 ゆうちょ銀行00130‐9‐115393
  加入者名 公益財団法人 東京子ども図書館
*振込取扱票の送金内容欄に、「石井桃子奨学研修助成」とお書き添えください。

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