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● 特集 いま、文庫の役割を考える
 公益財団法人伊藤忠記念財団と東京子ども図書館は、23024年にともに設立50周年を迎えました。それを記念し、これから文庫をはじめる人に向けて、『子どものための文庫の手引き――小さな図書室をつくりたいあなたへ』を協働で製作しました。
 今号は、“『子どものための文庫の手引き』刊行記念講演会”より、内容を再構成してお届けいたします。「文庫の手引き」の内容紹介や、伊藤忠記念財団の「子ども文庫助成」の歴史と現在の概要について、また、当館との50年にわたる関わりについても辿っています。「子ども文庫助成」担当者が実際に各地の文庫を訪問した際のエピソードもご紹介しました。“子どもとほんとのしあわせな出会い”のために、文庫の果たせる役割について考える内容です。

●『子どものための文庫の手引き』制作と伊藤忠記念財団の「子ども文庫助成」について
 伊藤忠記念財団 野尻夏帆・二瓶紀子
●風渡野文庫の実践から 東京子ども図書館理事 杉山きく子
●伊藤忠記念財団と当館との関わり 東京子ども図書館理事長 張替惠子

ほか
○巻頭言 いつもいいことさがし 細谷亮太
○へなそうるの森から 第6回 渡辺鉄太
○この人、この本 「古書追分コロニー」を経営 土屋滋子さんの孫 斎藤祐子さん
○書評 『歴史的に考えること』『絵本戦争』
○こども・ほん・おとな・いま・むかし 学校でのおはなし会 市川純子
など