東京・杉並区荻窪にある、かつら文庫。作家、翻訳家、編集者として活躍された故 石井桃子さんが、地域の子どもたちに、くつろいで自由に本を読んでもらいたいと願い、自宅を開放して始めた小さな図書室です。

1958年の開設以来、3月には、一刀彫のおひなさまが飾られてきました。これは、『三月ひなのつき』(石井桃子作 朝倉摂絵 福音館書店)のモデルとなった雛人形です。(公財)東京子ども図書館が、その活動を引き継いでからも、特別公開を続けてきました。

今年はコロナ禍のため、特別公開はいたしませんが、代わりに、2021年に撮影したおひなさまを飾る様子をご覧ください。こちらは昨年3月に、東京子ども図書館「賛助会員の集い」にて公開したものです。

また、2022年3月末まで、当館にご寄付くださった方に、石井桃子さんがかつら文庫のおひなさまについて書かれたエッセイを収めた、小冊子「雛まつり」をお礼として進呈しています。詳細は以下をご覧ください。
https://www.tcl.or.jp/ひなのつきに石井桃子さんの雛まつり進呈/