こどもとしょかん 169号 春

781円 2021年4月 →定期購読もできます

●特集 障壁(バリア)を超えて
すべての子どもに本との出会いを 正井さゆり
物語が開く心の扉 町田りん
アメリカとカナダにおける刑務所読書会 大塚敦子

今号特集は、児童自立支援施設や児童相談所、少年院、刑務所などにいる人たちへの読書支援について、3つの事例を紹介し、本と人とのかかわりや、読書の本質を探ります。
広島県立図書館の正井さゆり氏には、10年におよぶ独自の取組についてご報告いただきました。施設への情報提供、図書室整備、ボランティア団体と協働してのお話会等、具体的な事例を交え、公共図書館としてできることを示します。併せて、学校図書館司書の町田りん氏には、少年院での3年間の読み聞かせの実践について、ジャーナリストで作家の大塚敦子氏には、アメリカとカナダにおける刑務所読書会の取材をもとにお書きいただきました。関連して、児童相談所(一時保護所)や少年院でのお話会の子どもたちの様子について、「風見鶏」欄に報告しました。

○巻頭言 図書館と子どもの本に係わって六十年 浅川玲子
○この人、この本 紙芝居・児童書作家 キム・ファンさん
○新潟の本棚から 第21回 真壁伍郎
○ランプシェード 二〇二一年三月 松岡享子
○書評『ビジュアル宇宙探検図鑑』『科学の歩み』
○本の会から『彼方の光』『わたしは大統領の奴隷だった』ほか

○たくさんのご支援に感謝いたします
○「3.11からの出発」の10年間

ほか