おはなしのろうそくチャリティマラソン

2014/8/20

●7月、8月には、夏らしく、「瓜こひめこ」や、南国ボルネオの「なまくらトック」などのお話の出番が多かったようです。また、「金の腕」、「おばけ学校の三人の生徒」など怖いお話も歓迎されたようです。

ある文庫の方たちが、この機会に独自に「おはなしのろうそくマラソン」を企画し、お話を次々に語り、報告をしてくださっています。そこに添えられたニュースレターに、このようなことが書かれていました。

・「『ろうそくマラソン』をやっていなければ、こんなに『ろうそく』のお話を、次々に語ることはなかったかもしれない。追われるように次々戻さなければならないにも関わらず、言葉が意外なほどスルスルと戻ってきてくれる。それは、『ろうそく』の言葉が、語るのにふさわしく、吟味された言葉だからではないか」

・「また、プログラムも、ランダムに挙げられる候補を、その都度、聞きやすいように並べているが、意外に無理なく聞けるプログラムになるというのも、元々、『ろうそく』が一冊一冊、それでプログラムとして成立するように作られているため、長短硬軟取り混ぜて組み合わされているので、それをバラして組み合わせても、それなりに聞きやすく組み合わせることができるのではないか。つくづく、良く出来たテキストだと思う」

財団設立に先駆けて、41年前から発行している当館一番のロングセラーを、このように使ってくださって、たいへん嬉しく思いました。「おはなしのろうそく30」も、ご愛用いただけるように、ただ今刊行準備中です。