石井桃子奨学研修助成

石井桃子奨学研修助成は、故石井桃子氏を記念する「石井桃子基金」を活用する人材育成事業です。
当基金は、東京子ども図書館設立20周年に際し、石井氏より寄せられた寄付金をもとに発足し、その後、一般から寄せられた寄付も加えて、現在に至っています。広く館の活動を支え、発展させる目的に用いられることになっていますが、石井氏が、生前、子どもの本の世界で働く人たちが、つねに研究心をもち、勉強を怠らないよう勧め、励ましておられたことから、おもに人材育成に活かすことをめざして、1995年に「石井桃子奨学研修助成」事業がスタートしました。

事業の概要

・助成は、対象によって、次のふたつに分けられます。
1. 奨学助成:将来、児童図書館員、児童書編集者、教師、保育者など、子どもと本にかかわる職業に就くことを希望する大学生、大学院生が対象
2. 研修助成:すでに子どもと本にかかわる職業や活動に従事しており、自らの資質を高めることを希望する人が対象

・これらの方々が計画する勉学や研修に必要な費用の全額、または一部を助成します。助成の内容では、以下のようなものがあげられます。
1. 講習会、研修会への参加(当館主催のものも含む)
2. 大学、大学院での勉学(聴講も含む)
3. 語学研修
4. 国内外の専門会議への参加
5. 自主研究
6. その他

助成金額

その年度の予算の範囲内で、助成者の人数と金額を決定します。これまでの助成金額は、1件当たり5万~20万円です。

応募方法

応募を希望する方は、まず、電話で石井桃子助成金係までご連絡ください。随時、申込みを受付けています。なお、当館主催の講習会、研修会の場合は、講習会、研修会の申込み時にお問合せください。
※2022年度の応募は締め切りました。

助成を受けた方々

これまでに石井桃子奨学研修助成を受けた方々は、全部で約30名(当館の講習会参加者への助成は除く)です。その中から、何人かの例をご紹介いたします。

・中国、韓国から日本の大学・大学院に留学(児童文学を学ぶため)
・日本からトルコに留学(昔話研究のため)
・日本からアメリカ合衆国での学会に出席(子どもの読書関連)
・日本からスウェーデンへの語学研修(児童文学を学ぶため)
・タガログ語の学習(フィリピンで文庫を開くため)
・インドネシア語・テトゥン語の学習(東ティモールで文庫を開くため)
・通信教育で司書資格を取得(図書館のない離島での文庫運営のため)

*「こどもとしょかん」87号に受領したアジアの方々3人の座談会が掲載されています。 ご興味のある方は、どうぞご覧ください。

 

事業を継続させるために

奨学助成には海外からの留学生が目立ち、また研修助成にも国際的な広がりが見えます。 ささやかな助成ですが、今後も志のある方たちのお役にたちたいと願っています。しかし、近年の金利の低下により基金の利子だけで事業を継続することは難しく、みなさまのご支援を仰ぎたいと存じます。子どもと本にかかわる世界でよい仕事をしたいと願う人たちのために、この事業を継続していけるよう、ぜひお力をお貸しください。

振込先 ゆうちょ銀行00130‐9‐115393
加入者名 公益財団法人 東京子ども図書館
*振込取扱票の送金内容欄に、「石井桃子奨学研修助成」とお書き添えください。

2024 3月

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お問合せ

TEL : 03-3565-7711
   火~土(祝日除く)10:30~16:30
FAX : 03-3565-7712
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