こどもとしょかん 165号 春

781円 2020年4月 →定期購読もできます

●特集
追悼 大塚勇三
講演会より 大塚勇三さんのこと 川崎康男・古川信夫
七十年つれ添って 大塚道

『スーホの白い馬』や『長くつ下のピッピ』など、長年、子どもたちに親しまれてきた作品の再話や翻訳を手がけた大塚勇三氏は、2018年に97歳で亡くなりました。氏は、北欧をはじめ様々な地域の作品や民話を翻訳・再話し、戦後の児童文学に多大な貢献をされましたが、その経歴やお人柄はほとんど知られていません。昨秋、当館では、親交のあった福音館書店の編集者・川崎康男氏と古川信夫氏に、大塚氏についてご講演いただきました。今号は、そのご講演に加筆し、再構成してお届けします。語学の達人であったことや、落語から大きな影響を受けたことなど、大塚氏が紡ぎだした「ことば」の魅力に迫ります。また、編集部で行った、大塚氏夫人の道さんへのインタビューも併せて掲載します。

○巻頭言 子どもたちの明日のために 竹内悊
○この人、この本 ジャーナリスト 江川紹子さん
○新潟の本棚から 第17回 真壁伍郎
○ランプシェード 山暮らしの日々  松岡享子
・書評『ウンコロジー入門』『よみがえった奇跡の紅型』
・良書再読『燃えるアッシュロード』
ほか